平成最後のQC検定
2019/03/24に行われた第27回QC検定,無事2級に合格しました.やったぜ.まあ自己採点で手法45/48,実践39/51の合計8割超えで受かるとは思ってたけど.
QC検定を勉強していて高専ロボコンだったり集団でものづくりをやってる学生に勉強してほしいなと思ったけど,それはまた後日書くかもしれない.
今日は勉強法とか参考書とかの話
試験のポイント
試験内容
試験内容は大きく二つに分けられ,品質管理の手法と品質管理の実践がある.各分野がおおよそ半分ずつ出題され,各分野5割以上,合計でおおよそ7割以上の正解で合格となる.
品質管理の手法
検定や推定をはじめとした統計計算や,QC七つ道具や新QC七つ道具などのデータの取りまとめ方などの問題が出題される.ある程度数学が得意ならまずこちらをきっちり固めるとよい.解き方を理解してしまえば解けるので自分を始め高専関係の人間はこちらの得点が伸びやすいと考えられる.
品質管理の実践
品質管理をするためのものの見方や考え方,組織としてどう動くか,社会的な仕組みなど知識を問われる問題.そうは言っても国語のテストのような側面もあるので,TOEICでPart5を解くようなテクニックが通用する.なんとなく単語や概念が頭にありゃなんとかなる.
電卓
関数電卓やプログラム電卓が使えないので,普通の電卓使わなきゃならん.正直計算ミスが馬鹿にできなくて,試験中も気づいたからいいけど一回あった.過去問解いてる時もよく計算ミスで結構得点落としてた.計算ミスはほんともったいないので,普通の電卓を早めに購入して手に馴染ませておくことをお勧めする.
第25回の過去問だと与えられた乱数列を使っていろんなサンプリング手法の平均値を手でやらされる.やることは死ぬほど単純だけど電卓を叩く回数が多いし直列系の信頼性モデルになるのでかなり答えの信頼度下がるよね.こういう問題は出ないことを祈るしかない.
参考書
やっぱり僕は王道を征く
- 作者: QC検定過去問題解説委員会,仁科健
- 出版社/メーカー: 日本規格協会
- 発売日: 2018/12/21
- メディア: 単行本
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テキスト
【新レベル表対応版】QC検定受検テキスト2級 (品質管理検定集中講座[2])
- 作者: 細谷克也,竹士伊知郎,松本隆,和田法明,吉田節,稲葉太一
- 出版社/メーカー: 日科技連出版社
- 発売日: 2015/08/24
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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勉強方法
3か月前~
社会人になるとやっぱり仕事で疲れるからか,なかなか集中力が持たない.毎日じゃなくてもいいし時間も1時間でも30分でもいいからテキストを読んだ.短くてもいいので内容をできるだけ理解したり頭の中でまとめるようにしてなんとなくわかった気持ちになる.とりあえずやってみてその気になる.
2週間前~
さすがにそろそろやばいと思って過去問を古い順に解いた.1回分解くごとに自分の分かってるとこ分かってないとこを把握してテキストで理解を深める.あと解くときは実際の試験をイメージしてやっておく,これロボコンとかでも大事よね.
試験時間90分なので90分の集中力を確保するのが何気に大変だった.自炊とか弁当作る手間とかをうまいこと省いたり,早寝早起きして一番体力ある朝にやったりした.過去問の得点をまとめた表が下のような感じ.
手法 | 実践 | 合計 | |
---|---|---|---|
21回 | 30/51 | 31/50 | 61/101 |
22回 | 35/51 | 34/48 | 69/99 |
23回 | 39/49 | 39/51 | 78/100 |
24回 | 42/48 | 39/49 | 81/97 |
25回 | 33/50 | 36/49 | 69/99 |
26回 | 44/49 | 39/48 | 83/97 |
前日~
もうここまで来たらやることは一つ,たっぷり寝る.コンディションを整えるほど大切なことってない.あとは忘れっぽいなら持ち物のチェックリストを作っておいて確認する.
さいごに
合格記念になんか買ってくれてもええんやで()